いざ渡英、そして通学

「いざ」なんておおげさな、、とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、
観光で添乗員さんが通訳してくださる旅行しか
したことない私には、意気込みとしては「いざ」でした。
とくに最初の二日間あたりはドキドキでした。

申し込みは留学専門の旅行会社でしましたが、
良い意味で「かわいい子には旅させろ」的。
準備講座や最終レクリエーションはありましたが、
初日のお出迎えはヒースロー空港のみ。
成田でひとりきりで搭乗手続き。そして離陸。

「飛んじゃった。。ほんとに、Londonに着いちゃうのかな〜?」
そんな感覚でした。

そして12時間後の夕刻、ヒースローに到着。
入国手続き後、スーツケースを受け取り、
到着ゲートに向かうとやっと旅行会社の方と対面。そして点呼。
どうやら同じ飛行機に、ほかにも数名が乗っていたようです。

これから向かうホストファミリーの自宅地図、
明日からの学校の地図と説明を受け、
「では彼に送ってもらってくださいね。
いってらっしゃい〜!!」と手をふられた。。

彼、とは、すぐ隣にいらした黒人さんでした。
わたしたちを送ってくれる運転手さんらしい、が
日本語、通じないようです。。。

乗車後、他の学生に話しかけましたが、違う学校に通う人も。
「じゃあ、これでお別れなんですね〜」
もう出会いと別れですか〜(笑)

そして一番はじめに私のステイ先に到着。すこし待つと
ホストファミリーが玄関からお出迎え。
「bye!! have a nice trip!!」
「お互いがんばろうね〜」

重い荷物をホストマザーに手伝ってもらって、
まずは部屋に案内されました。



ホストファミリー宅の窓から

わたしのホストファミリーは
”息子さんがすでに独立されている二人暮らしのご夫婦”だと聞いてました。
そしてお会いしてから、ギリシャ系のご夫婦だと知りました。

ホストファミリーについては、
「あくまで”住まいの提供者”であり、家族のような感覚ではない。
ご家族間では別の言語での会話もある場合も。」と教わってきたんですが、
わたしの場合はラッキーで、とてもとてもフレンドリーであたたかくて、
はじめから家族のように迎え入れていただきました。

後日クラスメートにきいてみたら、インド・ポーランド・中国、そしてシングルマザーの方など
ファミリーのパターンはさまざまだったようです。

この日は晩ご飯をいただきながら、つたない英語ではじめての現地での会話。
うぅ、脳が疲れます。これから毎日英語で会話するんだよね、
この短期間でもっと話せるようになるのかな〜、、
と、ぼんやり考えつつ、この日はすぐ寝ました〜。
くたくたでしたから。


駅までの様子

翌朝、トーストと紅茶をいただきながら、帰りの時間などについて確認後、
玄関までホストマザーがお見送り、いよいよ通学です。
でも、まず、駅に着いたら、オイスターカード(バス&TUBE乗り放題)を買わなくては。


地下鉄(TUBE)マップ。路線が色分けされてるところが日本と似てますねー。どっちが先?

ロンドンて、駅から駅までの運賃ではないんです。中心街がzone1(白い部分)で、
外側(郊外)にいくに従って2,3,4,5,6....となっており、
zoneごとに価格が違うんですね。

私の住まいはzone4、学校はzone1だったので、7days/zone4からzone1までのものを購入。

£34.60でした。ええと7千円くらいですかね。日本より弱冠高い。
でもこれ買わないと片道約800円ですからね。。。
あーりえなーーい


オイスターカード。学割は14週間以上が条件らしい。残念。。

窓口にて、無事購入。そして乗車。


そしてTUBE。

mixiには書きましたけど、とても天井が低いんです。Londonに着いて、最初に
感動?したことかな。ドアも斜め。私の肩あたりから斜め。
ドア付近は窮屈でした。。。
初日はずっと駅の名前を確認しながらの通学。
最初から遅刻したくないし、というか間違えたら路頭に迷うよね。。

 
待合室。あたたかいのでほんの数分でも入ってました。
Help Pointは様々な緊急時用の係員呼び出しボタンらしい。大きい。。



関西のように右に立って、左側をあける。関東とは逆ですね。


住所の標示。ロンドンでは道路の名前で現在地を把握。

無事駅に着き、地図と道路標示をたよりに、学校にも到着。
階段をあがっていくと校長先生がデスクにいらして、名前などを確認したのち
「このテストを上の階で記入して、10分したら戻って来てくださいね」と。

昨日の黒人さんの送迎からずっと英語。。(あたりまえだけど。。)

いくつかの問題と、最後に”なぜ今回英語を学びにきたのか”というレポート記入欄。

「私はシンガーで、もっと英語の歌詞を理解したいから」
「もっとたくさんの海外の人とコミュニケーションをとりたいから」

・・もうそれ以上の理由が思いつかず(笑)とりあえず提出。
そしてわたしのクラスは”インターミディエイト”という、中級クラスに決定。

中級って、、(汗)まぐれじゃないかしら。。。
うれしいような、不安なような。。。

そして、、そのあとすぐに授業参加。
教室にはいろんな国のひとたちが。
とりあえず笑顔で「hello!」と言ってみました。。


私の机のうえ

そして授業開始。。。。。不安は的中。

んんん。。。。。むずかしい。。。。というか、、



ほとんど聞き取れませーーん。(涙)



「やっぱりこのクラスではレベルが高いんじゃ。。。」とますます不安に。

が、

渡英前に”覚えておいたほうがいい”と書いてあった
単語達がときどき聞こえるのに気づき、、
”あーもっと暗記しとけばよかったー!!”とすぐに後悔。

それは、、、

主語/述語/動詞/形容詞/副詞/比較級/最上級/能動態/受動態

などなど。
これか〜!と思ってからは少し気持ちが前向きになりました。。

内容自体はそんなに難しくないようです。中学〜高校時代、習っていたような内容でした。
でも、それを解くための質問の理解に時間がかかり、、、

2週目くらいからですね。だんだん耳が慣れて来たのは。。

あと、日本と勉強レベルが似ていてもだんぜん面白いな、と思ったのは
「解答がひとつではない」こと。

たとえば、未来形の授業で「今日学校が終わったらどうするの?」という
問いかけに対するあなたの意見を述べなさい、とあったとして。

「私は昨日ロンドンに来たばかりで、疲れてるから家に帰るわ」でもいいし
「まだ美術館に行ってないから、一緒に行かない?」でもいいんですよね。

こういう形式のものが多くて、とても楽しかったです。


授業最後の日に。「ブログに載せてもいい?」「(全員)もちろーーん!!」楽しい日々をありがとう!!


こちらはカンバセーションクラス。ちなみに一番左の彼女はロシア人。みんなが寒いと言ってる日も彼女は半袖。
「だって、もっともっと寒いのよ〜。−20度とか〜」さすがです^^


だけど・・・日本人はほんとうに他の国にくらべ、ヒアリングとスピーキングが
極端に弱いんだなと。ひしひし感じました。ま、やってないですしね。。
文法やライティングは他の国より優れているような気がしました、が、
やっぱり聞く&話すが肝心だよね〜。。。。と。

教育制度?島国だから?・・使う機会があまりないからってのもあるんでしょうね。

でもすぐに「めちゃくちゃでも喋る!」というのに慣れてきました。
というか、伝えないと通じないという危機感
(これもあたりまえだけど)が
日本では経験できない感覚でした。
恥ずかしがってる余裕はなく・・・


あと、国よって、独特な発音のクセがあるんですねー。どうしても聞き取れないときはお互いに
スペル訊いたりして。そして、そんないろんな発音を、先生はちゃんと聞き分けてくださって。
正確な発音でなくてもヒアリングできるようになることが大切だよね、とも思いました。
ロンドンはほんとにいろんな人種の方が住んでる&観光してるので。。

 
学校の近くの駅の売店。こちらにはサンドイッチと並んで、いろーんな種類のパウンドケーキやパイが売っていました。
パイをあたためられるのか、訊いてみたところ、店員さん、日本語で「アタタメルー」と笑顔でチンしてくれました(笑)
きっと日本の生徒に教わったんでしょうね。クリームグラタン・ミートグラタン・タイカレー味などなど、美味しかったです!



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