essay6
継続は気づきなり・・ ・・・ふと気がつけば、打ち込み歴十数年になっていた(^^;(注:パソコンにキーボード等で音のデータを入力して作曲&編曲すること・・・で、いいのかな?)たぶん、もともとがピアノじゃなくてエレクトーン出身だから作曲もパソコンで打ち込みして作るのかもしれない、、、って随分前に一度書いた覚えがあるけど。 19才の時、初めて自分でお金を出して買ったキーボードがKORGのT-2。(その時バンドでコーラス&キーボードだったので)お世話になってた楽器屋さんに「これはね、オールインワンっていって、自分でカラオケが作れるんだぞ」と勧められ。「え?何それ??じゃあ、普段カラオケに入ってないような曲も作れば歌えるってこと?」・・・それから、しばらくは訳のわからないカタカナばかり並んでる分厚いマニュアル本とにらめっこしながら、カラオケの欲しかった曲から聴こえてくる音に近い音色を選んでは、「こんなフレーズが後ろでなってるんだ〜」なんて重ねていって。ドラムやベースやピアノやストリングスや。。。すると、だんだん原曲に雰囲気が似てきて。。。後に自分がメインボーカルすることになったバンドでも、キーボードからクリック(メトロノームみたいなものです)を出してヘッドフォンでドラマーに聴かせ、本番で同時に鳴らしながらライブしてみたり、、、。 その少し後に、縁あって、カセットテープにカラオケと歌を重ね録りできるMTR(レコーダー)を貸してもらえることになり、それがきっかけで、オーディションにばしばし音源を送りはじめて。そして上京して。・・・その後はじめてMacintoshを買い、(もちろん、モデムも外付けな時代のMacはただの難しいハコだったので、いろいろ教わりつつ)打ち込み用のvisionというソフトの使い方を覚え、MD-MTRを買い、、。 そしていつのまにか自分で曲を書いたり、書かされたり(締め切りに追われるような作曲、という意味で)歌詞も書くようになり、書かされたり。。。締め切りに追われて書くという経験は、最初は本当に苦手だった。「こんな感じの曲でサイズはこれぐらい、テーマはこうで、テンポは・・・」そんな事意識して書いてないから、意識しはじめると、てんで書けない。何〜〜んにも浮かばない。頭が焦げるってやつですね。音楽を仕事にするって大変だぁぁ〜〜♪ ・・・そしてまた月日が経ち、現在では新しいMacとdigital performerというソフト(→画面で歌を録音して編集したり、カラオケも作れるんですよ)を使っている。時代ってすごいですね。そして、ここに至るまでに何人の方々に使い方を教えていただいてる事か!時代についていくのも大変だぁぁ〜〜! ・・・で、何が言いたかったのかというと、最近やっと「焦げない方法」を見つけられた気がするんです。→やっといい歌詞やいい曲が出来るようになったという意味ではない(笑)「出来なかったらどうしよう」とか「浮かばない〜〜」とか、そういう思考をやめて、「出来なくたって仕方ないさ」「浮かばないかもしれないなぁ〜」って思うようにしたんです。変わんないじゃん、て?(笑)・・・別にもともと作家になりたかった訳じゃない、シンガーソングライターに絶対なりたいとも思ってなかった。そんな私がたいしたこと出来なくたっていいんじゃない?みたいな。 たぶんずっと、「たいしたこと」をしたくて作っていたんだと思う。そんな勘違いにやっと気づいたんですね〜。そしたら、ノート一冊かけてもいい歌詞がひとつも書けなかった私が、2〜3日で、レポート用紙2〜3枚で書ける位になった。メロディも浮かびやすくなった。つまり作る事が楽しくなったんです。・・・先に「書かされたり」って書きましたけど、今はそういう感覚もありません。書かせてもらってラッキー!とは思いますが。 なんでそう思えるようになったのか、、、多分「楽になりたいから」なんでしょうね〜(笑)「焦げる」という状態はとても辛いのです。・・・歌も、似てる気がする。昔、ヴォイストレーニングの先生に「不必要な力を使わない事。でも体はもともと楽な方を選ぶから、正しい使い方を知れば、体がどんどんそうなる方へ向かっていくからね」ってよく言われていた。それと同じ事なのかもしれない。要らない力を抜くという事はとてもむずかしいんだな。
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