有言実行、いよいよ3年ぶりのニューアルバムに向けてのリハーサルをいたしました
メンバーは最近いつもお世話になっている、原田さん(ベース)・平下さん(ピアノ)・菅野さん(ドラム)。そしてエンジニアに佐倉”SKR”さん。
みなさま、いろいろとアイデアを出してくださって、作品にどんどん磨きがかかってありがたいことです
・・・じつは、今回のアルバムの方向性のきっかけのひとつとなったスピーカーがあり。
知り合いのミュージシャンに「70~80年代くらいまでの時代の名盤をいろいろ聴き直したいんだけど、いいスピーカーないでしょうか?」
すると、「おぉ、グッドタイミングでうちにダイレクトメールが来てたよ、これしかないよ!」
教えていただいたのが、タイムドメイン社のスピーカー。
とにかくリアルだという話を聞いて、いてもたってもいられなくて、そのときに一緒にいたキーボーディストの方とその足で南青山視聴室へ。
20帖ほどのリビングルームに、長いスピーカーと、目玉のような丸いスピーカーがあり、それぞれ視聴しました。
そ・し・た・ら。。
言い訳かもしれないけど、最近、あまり積極的に音楽を聴けてなくて、どうしたものかと思っていたのは、たんに”聴き疲れて”いたのだな、と、思えるほど。
聴きたくてCDをかけているのに、他のことをしながら聴いてるとうるさくて止めたくなってしまう。
それは空間に音が馴染んでなかったからなんだな、と。
『このスピーカーを説明するのにいちばんわかりやすいのは、例えば2階の窓からピアノの音が聴こえてきて、それを地上で聴いたとき、”あ、ピアノのCD聴いてるな”と思うのか、”あ、ピアノ弾いてるな”と思うのか、ということなんです。わたしたちはスピーカーとしての存在をどうしたら消せるのか考えたんです』
なるほど。。。目からウロコ、ですよね?
「アンプも要りません。なるべくやわらかい細いコードでつないでください」
すべての発想が逆。マイナス・マイナス・なんですね。
無駄を省いて省いて、最後に残るもの。
しかし、その特性がゆえに、『サウンドを選ぶスピーカー』なんですね。
・・・推薦いただいた方の仰ったとおりに、目玉のスピーカーから試聴して、最後に長いスピーカー、”YOSHII9”で、アナログ盤のマイルスデイビスを試聴。
おぉーーーー
まるで、そこで演奏してくれているかのようで、、、正直、怖いくらい。
結局、いろいろ試聴して、わたしはこちらをいただきました。
目玉親父は私物です。笑
2セット。一緒に行ったキーボーディストさんも2セット購入しました。
「YOSHII9」は、もう少し出世したら買いたいですね。。。というか、誰か買って。。。
この価格の差・・・なんとも潔いですね。
早速自宅で聴いてみたら・・・あんなに広いリビングで聴いてないので、1セットでも充分な印象。アコースティクなサウンドは1セットで、もっと低音や16ビートなグルーブを感じたいサウンドは2セットONにしてます。
間近でBGMにしてても、しっかり立体感があるので、小さいボリュームでもなにかにかき消されるわけでもなく、さりげない。さらに面白いなと思ったのは、遠くにいても他の雑音をすりぬけて、すーーーっと音が届いてくるんです。自然に空気を伝わって。
・・・あ、欲しくなりました?
そう、けっこう、私のブログを読んでくださって、「あれ、買ったよ!よかったよ!」ってことが多いんです。
営業に向いてるのかしら、わたし・・・なんて(笑)
・・・あ、話がそれましたが、そんなわけで、夏のライブでの公言通り、年末アルバムリリース&リリース記念ライブができるように日々がんばっております。
また進展ありましたらご報告させていただきますね