カテゴリー別アーカイブ: アート・文化

岡本太郎展

備忘録
「マロンさん、最近更新してなくて心配です」とメッセージいただき
写真が溜まってしまってました〜
基本元気でしたが、急性胃腸炎てのを初めて経験してました
胃と腰の鈍痛にびっくりー
コロナ禍だし、待ち時間長すぎでしんどかったですが、お薬ですぐ楽になりました
そんな今日この頃ですがご心配なきように
もうモリモリ食べてます✨
さて、岡本太郎展、一枚目のこの絵が未完成のままの最期の作品だそうです
時系列で展示してあって、最初からインパクトが強い始まりなのに、晩年に行くにしたがって、どんどんエネルギッシュに湧き上がってこちらに突き刺さるような、、
想像以上にたくさんの絵画
生ききった証、でした
例えば、大阪万博のメッセージと自分の太陽の塔に込めた思いが違っていて、それに対するノンがこちらです、という5枚目の写真の作品
え、否定なんですね…?
ひとつひとつに込められた思いを、ガイドを聴きながら噛みしめながら進みました
ボーッと生きてんじゃねーよって言われてるみたいな気にもなりましたが…
最後には太郎さんより
「この絵を見て、感じたままを大切に。それがあなたですから。何か足りないと恥じず、ありのままで絵を楽しみ、そしてもっと得たいのならそれに従ってください。誰かとの比較は要りません。あなたらしく生きてください」
とのメッセージが
亡くなられてもなお放出されるエネルギーから、力をもらえた気がしました

マグリット展へ☆

行ってきました!マグリット展✨
仕事終わりで滑り込み、入館ギリギリセーフできっかり一時間。たっぷりな展示でしたが、なんとか見きれましたダッシュ (走り出すさま)

約束したFちゃんとは出口で待ち合わせ(笑)
でも、絵画は一人で堪能したい同士だったから問題なしぴかぴか (新しい)

…すでに持ってる画集のものも、実際の絵の大きさや、筆のタッチとかを間近に見られて感激でした。

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一番気に入った説明文は、

「目に見えるものはかくせるが、目に見えないものはかくせない」

森の中を馬に乗って木々を通り過ぎる女性。女性と馬が木々を見えかくれ通過していく様子を、不思議なスライスで描写してました。

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一見親しみのあるモチーフで描かれているたくさんの作品、でも人と人との感性の違い、すれ違い、共感、矛盾、そして自然や世相などなど、マグリットさんの体の中に駆け巡るあふれる想いが絵になり、そしてひとりよがりでなく、世界中の人が惹きつけられている。素晴らしいですね。

mag

それは例えば音楽でなくとも、クリエイティブに生きる姿勢のお手本として、昔の自分より、より深く感じられたような。

わたしも、、がんはろう✊ぴかぴか (新しい)

見終わったあとはFちゃんとごはんに〜るんるん (音符)
いろんな栄養をもらった、楽しいひとときなのでした〜

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お芝居鑑賞

今日はお仕事でお世話になっている向田裕二さんがメンバーの、傾奇門(KABUKI-MON)さんの旗揚げ公演を観に、下北へ行きました。
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『是非に及ばず』(しかたない・やむをえない)
本能寺の変で、織田信長が最期に残した言葉。

Kabukimon0910
歴史に明るくないわたし、ですが、このあたりはわかる。よかった。。

現代からの視点で、もう確認のできない昔の真相を、どうやって証明していくのだろう・・・と感じさせるイントロダクションでしたが・・・
いやぁ、、脚本もすばらしくて
ダンスパフォーマンスもあり、お笑いあり、現代と戦国時代を行きつ戻りつ、なのに、紐解いていく歴史もわかりやすくて。
ラストにもっていくまでの流れ、見応えたっぷりでした。

普段あまりたくさんはお芝居を見てないのですが。
今回、お芝居というか、芸術鑑賞をした、という印象でした。
すばらしかった・・・
歌う、ということも、いろんな意味で深みはあるけど、演じるということは、またまた奥深いなぁ。。。と感動しました


プチ一人旅^^

Kawamura1やっっっと、行ってきました~~!!千葉県佐倉市にある川村記念美術館に。
もう何年も前ですが、マーク・ロスコの絵が素敵だな~と思っていて、どこかで展示されてないかしら?と探したのがきっかけ。でも場所がそんなに近い訳でもないので、いつか行こう、と先延ばしにしていたんですが、ふとこの前行きたくなってサイトを開いたら。。。なんと、今年の7月からしばらくの間改装工事に入り、今までの『ロスコルーム』はその後別棟に移るとのこと。これは、、、
行かなくては!!
・・・幸い、予定日はお天気もよく、朝10時に家を出て、それでも着いたのは12時を過ぎていました~。(佐倉駅より無料送迎バス30分)
まずは白鳥の泳ぐ(優雅です..)池や景色を眺められるレストランでゆっくりとランチをいただき、2時からガイドツアーでモネやピカソやらの説明を聞く。これがまた思いのほか楽しかったです。モネの睡蓮は有名ですが、なぜに何枚も睡蓮を描いたのか、なぜにピカソの絵はあのように変化したのか、など、時代の流れとともに表現方法を変えていった画家たちの解釈、、、ただ素通りしてしまいそうなところを詳しく説明してくださって。
後半「対話による鑑賞プロジェクト/mite!」に基づき、マックス・エルンストの絵画’入る、出る’について語ろう、なんて時間もあり、まったくの他人同士ですが挙手して意見を述べあったり(わたしも述べました^^)またまたそれが、思いがけない発見もあったりで、なにげに参加しただけでしたがすごく面白かったです。
そして、そのあと、いよいよ念願の『ロスコ・ルーム』へ♪あの、超シンプルな絵を目の当たりにして、何を感じるのかしらん、何も感じなかったらどうしよ。。と思っていたんですが。。。
とっても、よかったです!

・・・先入観なしで、わたしがわたしなりに感じたこと。
”人間の一番大切な部分だけを、すべての無駄を省いて表現するとこうなるのかなぁ”と。
遠目からだとべっとりと塗りつくされてるように見えますが、キャンバスを肉眼で観ると、ペンキがだらだらたれていたり、力強く塗ったせいか刷毛でひっかいたような痕ががあったり、なんどもなんども色が塗り重なっているのが透けて見えたりとか。かなり大きい絵画ですし、やはり実物はよかったです。
お目当てが観れて安心したところで、庭園を散策、、、と外に出ると、なんと『ただいま睡蓮が見頃です』という看板^^さっきモネの話をきいたばかり、なんていいタイミング!!うれしいなぁ~。。。ということで一枚。
Kawamura2・・・あの当時は画家たちは写実主義とはいえ、すべてを部屋で仕上げていたらしいんです。そんな時代に、モネは一日中池の前で、日の移り変わりとともに変化する『池に映り込む空や睡蓮の色彩の変化』を何枚も描いていたそうで。それに当時は、’水面だけを切り取って描く’という発想だけでも、かなり斬新だったようですよ。ほ~ぅ。。・・・というわけで、アングル微妙だけど’モネ風に’意識して撮ってみました(笑)
そして最後には、こちらも楽しみにしてた、ミュージアムショップ。Kawamura3一番の目当てはNOTO夫妻のTシャツ。サイズもあり無事購入^^写真は箸置きとフラワースタンド。商品がお洒落で、むやみにいろいろ買いそうになりましたが、このへんでやめておきました^^;
・・・・なんだか、すっかり美術館の回し者かのように書いてしまいましたが。。。^^改装後のオープンは来年3月になるそうです、もしお時間ありましたら行ってみてくださいね♪


期間限定のツバル(22日まで)

お友達の村松さんより、メールが届きました。南太平洋にある小国・ツバルの様子をphotobackにて期間限定公開しています。5月22日まで。
海抜が低く(平均2m)、地球温暖化による海面上昇に脅かされているツバル。自給自足が根強く残っていて、子供から老人まで、なんのへだたりもなく明るく生きている国。それを思いながら村松さんのphotobackを見ていると、ページをめくるたび、心が切ない涙で洗われて、なのになぜかあたたかさをプレゼントしてくれるんです。
・・・ところで、インターネットのドメインで「.tv」というのはもともとツバル(Tuvalu)に割り当てられたドメインだそうで、でも放送やネットワークの匂いのするこのドメインに目を付けた企業が殺到、2000年にアメリカのベンチャー企業と政府が合意して5000万ドルで売却、念願の国連に加盟し、ようやく外交活動によって地球温暖化についての訴えかけを実現させている。
国民の命とひきかえに、自分たちにはメリットのないドメインを売る。そんな背景をみじんも感じさせない笑顔を、ぜひ見てみてください!!


動く名画

ついについに、念願の、あのお方の『バレエ観劇』をしていまいました!!そのお方とは・・・

熊川哲也さん!!熊川さん創立のKバレエカンパニー『ジゼル』です^^

熊川さんがロイヤルバレエ団のプリンシパルの座も捨てて立ち上げたKバレエカンパニー。2月11日のブログにも書いたEちゃんと一緒にオーチャードホールに向かいました。「観終ったあとに、『私ももっとがんばらなきゃ!!』って元気もらいたいね♪」なんて言っていたのですが。。。

終演後、、、顔を見合わせ、

「なんか、、、素晴らしすぎだよね~~・・・」と、、、

出るのはため息ばかり^^

『ジゼル』とは悲恋の物語。アルブレヒト(熊川さん)と恋に落ちたジゼル、実は彼には婚約者がいると知り、狂い死にしてしまう。ジゼルに味方する精霊たちが、アルブレヒトを激しく躍らせて殺そうとするのを、ジゼルの愛で守られる、というお話。

もちろん生演奏だし、も~、すべてが美しい。なんだか、名画が動いているように見えるんですよね。。

しかも、、こんなド素人が言うのも、、、ですが、やっぱり、熊川さんとジゼルはすごい!美しく、しかもしなやかで、強くて、繊細ではかなくて、技術の難しさを感じさせない。これが芸術品というのねぇ~~。。。

他の方々も素晴らしいんですが、うまくいえないけど、何かが違うんです。「すごいな~大変だろうな」とか所々で思ってしまう。

熊川さんの後半での高いジャンプ(というより舞い上がる)シーン。会場から大きな感性と拍手。「ここだけでチケット代何千円か分だね」と、Eちゃんと話したほど^^ 亡くなったジゼルと二人、空気をただようようにゆらゆらとした(そう見えるんだけど実際は抱き上げたりもしてるし、とっても舞っている)シーンも素敵だったし・・・

・・・それと、今回の公演、ジゼル役の康村和恵さんが怪我のため降板、本日はヴィヴィアナ・デュランテさんが代役でした。ヴィヴィアナさんはロイヤルバレエ団時代での熊川さんのパートナーだったそうです。・・・しかも、熊川さんの愛弟子、芳賀さんもお怪我で降板だったりと・・・ずいぶん大変なことになっていたんですね・・・

・・・以前にテレビで熊川さんの特集があり、弟子を育てる風景などをやっていましたが、やっぱり熊川さんのレベルの高さにはなかなか追いつけないのでは?という印象でした。よく『弟子は師匠を超えろ』と言いますが、熊川さんのバレエに対する姿勢は並の精神力ではないな、と、あらためて。

感動したくて観に行ったのですが、尊敬してしまいました。またいつか観に行きたいです^^


優雅なひととき

昨日は、五反田ゆうぽうとにて、(財)松山バレエ団の発表会に友達のEちゃんが出演するので、観にいって来ました。世界のプリマドンナ、森下洋子さんのごあいさつでゴージャスに始まりました。

・・・バレエを間近で見るのは2度目だけど、今回の方が感動しました!というのも、最近バレエエクササイズを習ってるんです。(いわゆるバレエをする前のウォーミングアップのようなものですが、私なんかはもうそれだけで体中の筋肉が目を覚まし、気持ちいいいやらキツいやら・・・。)そんな経験をふまえて観たバレエだったのでなんだか観方も違い。もう~ほんとうに芸術そのもの!でした。

Eちゃんは「まだ習いたてだから・・・」と言っていたけど、それでも指先まできれいに表現していました。何十人ものバレリーナ。華麗な衣装、笑顔、身のこなし・・・最後にはプロフェッショナル公演もあり、可憐で優雅で、、、。見れば見るほど「・・・筋肉なんだよなぁ~~・・・」とため息。バレエ公演、いろいろ観たくなってしまった、ちょっとハマりそうかも!?