にゃんだーガード(福島)へ・一日ボランティア後編~

そんなわけで、今日は後編を書きます。

福島の動物支援隊『にゃんだーガード』
代表の本多さんは、震災が起きる前から、名古屋在住時、地元名古屋で保護活動をされている方。
そのシェルターでの宿泊部屋が仔猫部屋になったところまで書きました。
さぁ、ちゃんと寝られるのかどうか、、、と心配でしたが、部屋に入ってから1時間ほどがんばって遊びました。
すると、さすがに満足したのと遊び疲れたのか、ちょっとローペースに。
時刻は1時をまわっていて、わたしはとうに睡魔がやってきていたので、すぐさまふとんを敷いて、電気を消しました。

すると。。。。

この後が一番のこの部屋の醍醐味でした・・・
電気を消してまっくらになった部屋、仔猫たちはどうするのかと思いきや、、、、

わらわらわら、、、、、と、しずかに私に寄り添いはじめました。。。。
何匹かは、ふんふんと顔のまわりを嗅ぎ始め、鼻も軽くかじられたりしましたが(笑)
みんなおとなしく、私の体と一体になって、すやすや寝始めました。。。
うううぅぅぅぅ・・・・

しゃ、、写真撮りたい~・・・

しかし、明かりをつけるわけにもいかず、眠りにつきました。
かわいい子達、幸せになってほしいなと願いつつ。。

で。
写真がとれなかった残念さが大きかったので、、
この感動を・・・
イラストにしてみました!
ひっさびさにドローイングです(笑)
わたしの感動が少しは伝わるかな・・・??

Nynada_bed2_2

うん、まさにこんな感じだったと思われます。
・・でもね。
小さくてふわふわなので、、、寝返りが怖いじゃないですか。
・・・翌日、起きたら、まったく同じポーズで寝てました、私。。
これから一日お手伝いというのに、朝っぱらから腰まわりが重かったです・・・

さて、長くなりましたが。
ボランティアはここからがメインです。
まずは朝礼から。
朝礼までに朝ご飯をすませ、集合。
一日の仕事分担です。
わんちゃんのお散歩の人、と、猫部屋掃除の人。汚れ物のお洗濯の人。
私は猫部屋の掃除班に。
ざっくりな内容ですが、
☆トイレの掃除
☆部屋の掃除機がけ
☆ご飯の器の回収
何部屋もあるので、みなで分担して。
食器もトイレを掃除したスコップも、毎回消毒液につけています。が、器は部屋ごとに番号がついていて、同じ部屋に同じ容器がいくようになっていますが、それでも同じ洗い場で洗うので、消毒です。
最初に書きませんでしたが、猫部屋にはいるたびに、手は除菌してから入室です。

一段落したら、
☆猫たちにご飯
です。
ご飯の量や内容は、個体ごとの体調も違うので、シェルターの方が、わたしたちが掃除している間に作ってくれています。
わたしたちはできあがった食事を決められた部屋に運んでいって、まずは午前のお仕事終了。

次は人間用のお昼の時間です。
ここも、担当が決まっているわけではなく、そのつど、ご飯作るのが得意な方がいたら、フレキシブルに手伝ったりしているようでした。
できあがったらみんなで合掌していただきます。

そのあと少し休憩時間。
その間、自分が気になる子のところにいって、猫と遊んであげたりする時間です。これも大切な時間です。
いろんな部屋にもいきましたが、写真はやっぱり、自分が泊まった部屋の写真が多くなりました。。

・・毎度、ドアを開けるとこんなふうにしてる仔猫たち。
Nyanda_1311a
カードになりそうなかわいさですねぇ・・
最初のうち、いつも固まってかわいいなぁと思っていたんですが、、。気づいたんです。この場所にちょうどファンヒーターの風がたまるということを・・・笑
やっぱり猫はあったかいところに敏感なんですね・・・・
で、人間がはいっていくと、私が前回アップしたYoutubeみたいに、待ってました~とばかりにわ~~~~って走り出していました。

今回、仔猫たちの名前は覚えなかったんですが、この中では、この子が一番気になったかな・・
上の写真で、一番右にいる子です。
Nyanda_1311b
なんていいますかね、、
一番無欲でされるがままの子・・・
上の集合写真でも、下敷きになってますよね(笑)
Nyanda_1311c
このときは、ベージュの子がお母さんのおっぱいを求めて、この子にちゅぱちゅぱ、、、
白い毛皮がびしょびしょになってました。。。(笑)
やっぱり、されるがままです。
もともと体も弱い子なのかもしれませんが、ちょっと悟ったような切れ長の瞳。
Nyanda_1311d
幸せになるんだよ~~~・・・

そして、他の部屋のお写真も少々。
仔猫部屋よりも、もう少しだけ成長した子達の部屋です。
う~~ん、ここだったら、眠れなかったかもしれませんね(笑)
Nyanda_1311e
みんな元気いっぱいです。このサイズでまだ1歳足らず。
猫は大きくなるのが早いですね。
そして甘えん坊でアピール上手。

・・・最近、こういう機会が多くて、つくづく思います、猫が飼いたい人は、これぐらいになってから、選んであげるのが一番お互いによいような気がします。
ほんの10分ほどしか居なくても、それぞれに少しずつ性格が違うのがわかります。
海外では、ペットショップで買うのも、日本より規制がきびしく、こういったシェルターから見つけるパターンが多いみたいです。
日本はそういうところ、対応が遅れているのですね。いろいろな意味で、合理的に感じません。

さてさて、次は、わたしが唯一、名前を覚えたにゃんこさんです。
『洋平くん』
先日、本多さんのBlogにも登場してました
Nyanda_1311f
なかなか撫でながらピンぼけしないように撮るのが難しく、いまいちな感じですが、、、
エイズ陽性の洋平くん。
またまたこの子、他の子よりもさら~~に甘えん坊。
写真ではわかりにくいかな、頭がけっこうしっかり大きくて、がっちり体系で、なので、シルエット的には”くまもん”みたいです(笑)
でーーーんと大きいのに、わたしの手に顔をうずめてすりすりすり・・・
Nyanda_1311g

みんなでお茶しつつ一息ついていたときに、どなたかが、
「エイズの子達のほうが、すっごい甘えん坊な子が多いのよ。たぶん、甘えん坊な子のほうがエイズにかかりやすいのかもしれないわねぇ、、」と。
なるほど、唾液感染もしますからね、、、
でも猫エイズは発症より先に寿命が来る子もいるので、、、
洋平くんも、新しい家族のもとで元気に長生きしてほしいです。

さて、そんなところで、午後の作業再開。
内容は午前と同じ、お掃除とご飯やりです。
午後はトイレ掃除、掃除機がけ、人間のトイレ掃除、ごはんやり、消毒済みの器拭き、などをお手伝い。
ここまでで、夕飯の支度前に、わたしたち二人はボランティア終了しました。

今回、あっという間のボランティアでしたが、行くと行かないでは大違いでした。理解が深まりました。
毎日継続して猫たちのために活動していらっしゃるにゃんだーガードさん、本当に頭が下がります。
途中、バイクでいらしたご夫婦がフードをどっさり運んでいて、その方々は
「これから波江町にごはんをあげにいくの。え?毎日よ、だって、毎日あげなきゃ死んじゃうでしょ」
とてもまぶしい笑顔で「じゃいってきま~す!」

まだまだこういう現状なのだな、ということを、知ることが出来、そして微力ながらここに書けること。。

震災が起きる前から、名古屋在住時、地元名古屋で保護活動をされている代表の本多さん。
今回、本多さんがおっしゃっていた中で、私が一番印象に残った言葉。
「みんな中途半端な愛情で動物を飼うからいけないんだよ。」
(もちろん被災地の動物に限ってはやむを得ない事情があります)

好きだけど飼えなくなった。
もっとなつくものだと思った。
思ったよりお金がかかる。
など、、結局自分に都合のいいものだけを受け入れるような愛情、ですね。
思うに、そういう人は人間に対してもそうなのでしょう。

また今年もお邪魔したいと思っています。
少しでも状況が改善され、幸せな猫たちが増えますように・・・
にゃんだーガード  http://nyanderguard.org
保護した子達(既に仔猫部屋の子たちも載っていました)
         http://nyanderguardxxx.blog.fc2.com
保護動物日記  http://nyanderstaff.blog.fc2.com   
代表・本多さんのBlog http://porkporkpork.blog120.fc2.com


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