今井美樹さんツアー・ファイナル

今井美樹さんツアー、大盛況に終わりました!
・・じつはわたしが初めてコンサートツアーでのコーラスをさせていただいたのが1999年の美樹さんのツアーで。
最初ボーカリストとしてスタートした私には、まだまだコーラスがなんたるかが分からないまま、現場で体感しながら、「初日が開けるまでには自分なりの答えをみつけなくてはっっ」といっぱいいっぱい。奮闘していた日々を思い出します。

あれから10年以上の年月が過ぎ・・・
あのときにはまだまだわからなかった声の重ね方、声の出し方、などなどなど。
いまだに模索中ではあるけれど、そんな想いを美樹さんのステージで再現できたことが、私にとってはとても幸せな機会でした。
今回のほうが、たくさん美樹さんとお話ができる心の余裕もあり。。
美樹さんもご自身の歌に対する姿勢は半端ではないので、そんな会話のやりとりが出来ることも、なんだか感慨深かったです。
あと、美樹さんの歌がどれだけ繊細で素晴らしいのか、ということも、自分も少しは大人になったので、間近に強く感じることがあり、それを直にお伝えしたら、
「わ~~!そんな風に表現する人、なかなかいないわ、うれしい 」
・・どんな風にお伝えしたかは、内緒にします

とにかく、美樹さんは、シンガーとして、アーティストとして、正しく突き進んでいらっしゃるのだ、ということをあらためて感じました。

・・・歌って、一生磨くもので、人生そのものだと私は思っていて。
あきらめてしまえばそれでも成り立つもの。
あきらめなければどんどん輝くもの。。
まるで人生です。
でも、時々、あきらめちゃったんじゃないの?という姿勢を感じる歌にも出会うわけです。
それを聴き分けられる人になりたいと私は思うし、ちゃんと歌いたいと思うし、そんな折、今回のツアーに参加できて、本当に幸せでした。

写真はファイナル終了後の打ち上げにて。
Final1s
・・・今回のメンバーでないと表現できない、海を越えた美樹さんへの解釈というか、新しいアプローチが、きっと今の等身大の美樹さんにちょうどよく、またお客様もときには新鮮に斬新に、楽しめたのではないでしょうか?
リハーサルや、その合間も、みなさん一見、とっても大人なんですけど、さらっと面白いことをされるんですね。そのさらっと感がロンドンなのかもしれないですね。
ドラムのニールが ”日本語のカウント覚えたよ” って、「いち・に・さん・し」ってスティックをたたいたら、なんとびっくりするぐらいの、そこ??っていう不思議なタイミングでカウントしててまわりは爆笑だったり(笑)
ピアノのサイモンも、なにか(日本語のひびきとか)をキャッチするとすぐ違うことをイマジネーションしてポロンと表現してみたり。(それが浮かんだの??みたいな。笑)
あと、質問も面白くて、
「なんで1階2階3階4階のとき4は”しかい”じゃなくて”よんかい”なのか?」
「名前のあとに ちゃん・さん・くん、はどういう使い分けをしてるのか?」とか。
そんな難問をクマさんがとても丁寧に答えていて、それがまた私に勉強になったり。
食事の時には、イギリス人特有のジョークがはじまると、センスとストーリー性があるので、最初一生懸命聞いていても、後半、ましてや落ちのあたりは、さっぱりついていけなくて、こちらもいつもクマさんに訳してもらっていました。
私もロンドンにプチ留学したことがあるので、美樹さんにも現在のロンドナーの特徴について&ロンドンの様子を伺ったり・・・などなど・・・
またいつかロンドンに行きたいな・・。
またいつかご一緒できることを願いつつ、今回の巡り合わせに感謝しつつ・・・
めくるめく、あっという間の5月なのでした