・・・ほどんど「歌」のことについて書いたりしてないブログですが。。。
この前、興味深い話があったのでひとつ。
それは、骨伝達(骨導音)について。PAエンジニアさんと会話をしていて。
結構わたしが思っている以上に個人差があるらしい、ということ。
一般でいえば、たとえばコンサート会場の爆音のなか、客席で一緒に歌った場合。
みなさんは自分の声は体を響いて内側でどれくらい聴こえるんでしょうか?
わたしの場合、よく聴こえる方だと思うのですが、その状況だとよく聴こえない人、耳栓をしたら聴こえる場合、それでもあまり聴き取れない、など。感じ方がいろいろあるんですね。
で、よく聴こえる人、というのは声の”低い成分”がよく鳴っている人のほうが聴こえるらしい。
でも、実際は空気伝達(気導音)がまわりに聴こえているわけで、骨導音がよく聴こえている人のほうが、違和感は感じるんでしょうね?
(わたしは職業柄、自分の”気導音”には慣れているんだけど)
どれぐらい聴こえるか、でピッチ感も違うようです。
最近はステージでも、シンガーはイヤモニ(イヤフォン)の場合もあるし、PAさんは、”個人ごとのモニタリングの感覚を把握して、より歌いやすい環境を”、というのが仕事なのですが、歌う側も自分のタイプを正確に把握してないと、意思疎通も難しく、ひいてはお届けする歌も変わってくるわけですよね。
聴こえる・聴こえない感覚もどれぐらい、となると果てしないですし。。
たとえば「これいい曲だから聴いて!」ってipod渡されて、イヤフォンしながら「いいね~これ誰?」って言ったとき、すでに少し声が大きくなったりしません?
自分のボリュームコントロール力も、それだけ危ういわけです。
ここだけでも研究したくなる話題。
なかなか勉強になるお話でした