動く名画

ついについに、念願の、あのお方の『バレエ観劇』をしていまいました!!そのお方とは・・・

熊川哲也さん!!熊川さん創立のKバレエカンパニー『ジゼル』です^^

熊川さんがロイヤルバレエ団のプリンシパルの座も捨てて立ち上げたKバレエカンパニー。2月11日のブログにも書いたEちゃんと一緒にオーチャードホールに向かいました。「観終ったあとに、『私ももっとがんばらなきゃ!!』って元気もらいたいね♪」なんて言っていたのですが。。。

終演後、、、顔を見合わせ、

「なんか、、、素晴らしすぎだよね~~・・・」と、、、

出るのはため息ばかり^^

『ジゼル』とは悲恋の物語。アルブレヒト(熊川さん)と恋に落ちたジゼル、実は彼には婚約者がいると知り、狂い死にしてしまう。ジゼルに味方する精霊たちが、アルブレヒトを激しく躍らせて殺そうとするのを、ジゼルの愛で守られる、というお話。

もちろん生演奏だし、も~、すべてが美しい。なんだか、名画が動いているように見えるんですよね。。

しかも、、こんなド素人が言うのも、、、ですが、やっぱり、熊川さんとジゼルはすごい!美しく、しかもしなやかで、強くて、繊細ではかなくて、技術の難しさを感じさせない。これが芸術品というのねぇ~~。。。

他の方々も素晴らしいんですが、うまくいえないけど、何かが違うんです。「すごいな~大変だろうな」とか所々で思ってしまう。

熊川さんの後半での高いジャンプ(というより舞い上がる)シーン。会場から大きな感性と拍手。「ここだけでチケット代何千円か分だね」と、Eちゃんと話したほど^^ 亡くなったジゼルと二人、空気をただようようにゆらゆらとした(そう見えるんだけど実際は抱き上げたりもしてるし、とっても舞っている)シーンも素敵だったし・・・

・・・それと、今回の公演、ジゼル役の康村和恵さんが怪我のため降板、本日はヴィヴィアナ・デュランテさんが代役でした。ヴィヴィアナさんはロイヤルバレエ団時代での熊川さんのパートナーだったそうです。・・・しかも、熊川さんの愛弟子、芳賀さんもお怪我で降板だったりと・・・ずいぶん大変なことになっていたんですね・・・

・・・以前にテレビで熊川さんの特集があり、弟子を育てる風景などをやっていましたが、やっぱり熊川さんのレベルの高さにはなかなか追いつけないのでは?という印象でした。よく『弟子は師匠を超えろ』と言いますが、熊川さんのバレエに対する姿勢は並の精神力ではないな、と、あらためて。

感動したくて観に行ったのですが、尊敬してしまいました。またいつか観に行きたいです^^