天童さんの中国・四国地方の旅も無事終わり。
わたしは帰宅後、秒速で支度をし恵比寿へ。
向かった先は恵比寿ザ・ガーデンホール。
犬、猫好きアーティストが集結し、
ペットの殺処分0を目指すミュージックイベント
&PETS project HAPPY MUSIC FESTA 2012
vol.3~Toward ZERO~
このイベントは飼い主、おうちを失ったペットたちを救いたい、
殺処分されていくペットをゼロにしたいという思いを伝えると共に、
身近な音楽を通して、一人でも多くの人に
動物たちを懸命に守ろうと活動している人や、団体の存在を知って欲しい。
彼らを家族として迎えられない人にも、応援して欲しい。
という願いを込めたイベントです。(サイトより引用)
友人の猫シッター・西田さんに誘われて。今回はL-modeのみえちゃんも一緒に
・・・動物にかかわらず、罪のない弱い者を対象にした人間性を疑うような事件がどんどん増えて来ている気がする昨今、とてもあたたかいイベントでした。
たくさんのアーティストさんが出られましたが、個人的には清水ミチコさんの超人的なものまね技と、かっこよくハートフルなトータス松本さんが印象的でした
会場では譲渡会も行われ、トイレに向かう道筋には”ドリームボックス”というガス室に運ばれて骨になってゆく保健所の動物たちの24時間の様子をバネルで展示していたり、ライブの合間には本業のかたわら動物保護を行っていらっしゃる方のトークなど、内容の濃い3時間でした。
わたしもあまり詳しい方ではないですが、こういう動物の問題というのは、ひいては小さい人間の子供、そして女性、、、への犯罪へと確実につながっているわけで、それを軽んじてはいけない、と強く思います。
例えば今までで印象に残ったエピソードといえば、保健所にて、
『”こいつバカだからもう要らないんで”と自分で飼っていた犬を連れて来て、”代わりにかわいい子いませんか?”と自分の子供に選ばせている方もいらっしゃいます』
という話、とか。実話か?と疑いたくなりますね。
こういう人こそ、ドリームボックスに入るべきだと思いませんか。。→だいぶやわらかい表現のつもり
そして、最近知った本ですが、なんと私の地元・多治見のお話ということで、それも驚きでしたが、おすすめの本があります。
明日もいっしょにおきようね─捨て猫、でかおのはなし 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2012-04-21 |
こちらの処分所では、ドリームボックス(ガス室)ではなくて、筋弛緩剤を打ってからビニール袋に入れて冷凍するそうです。(まだそのほうが優しいやり方だそう)
そこの施設で処分を待っている犬&猫さんに”最後くらいはおいしいご飯を”と通っている方がいらして、その方のお話なのですが、ある日そこにこの表紙の大きな猫・でかおくんがいたんですね。でかおくんが何故か気になり、悩んだすえ引き取る事にしたそうです。
が、処分所との食い違いで、引き取りに行った日にすでに冷凍庫に・・・
しかしまだ奇跡的に息があったのでなんとかお願いして連れて帰ったところ、元気になって一緒にくらすことになったそうです。この本のタイトルの重みも、読後のほうが増します。
それでも、でかおくんはまだ幸せなほうで、たとえば平成19年度でも犬殺処分数は100,963匹、猫殺処分数は209,494匹、犬猫合計で310,457匹、だそうです。
音楽を通じてでも、こういった思いがいろんな解釈で良い方向へつながっていくといいなと、願ってやみません
(ずいぶん前に書いた猫についてのエッセイもよろしければ。こちらです)