教えるということ

先日、小学生の姉妹に、こちらをいただいた。
(お母様、美味しいお菓子もありがとうございます)
Letter2011
じつはあるスクールの生徒さんで、わたしは先生。
このクラスの最後の日にもらった手紙。
「先生のこと絶対わすれないから、先生もわたしのこと忘れないでください」
ううううぅぅぅぅ・・・
なんて純真で健気で・・・

そうなんです、、気が付けば、はじめてボーカルの先生業をはじめてから、10年経っておりました。
このHPをたちあげてから、そこには一度も触れていなかったのだけれど。

・・というのも、どうしても自分のなかでの「先生とは」ってイメージがあって。

わたしが初めて教わったボーカルの先生は、現在もゴスペルシンガーでもあり、Voice of japanをてがけていらっしゃる亀渕友香さんでした。
先生からは、発声の基礎だけでなく、歌詞を歌うということ、メロディを歌うということなど、歌い手として必要なことをとてもわかりやすく教えていただいて。
そのとき、すぐには理解できないこともあって、何年かするうちに、あ~、そういう意味でおっしゃってたんだろうな、ということもあり、出来たつもりで出来てなかったわ、ということもあり。。

だからこそ、あまり簡単に「歌を教えてます」と言いたくない自分がいたんですけど・・・

気付けば、10年たっていて。

なので、このかわいらしい手紙とともに、そういった話題も解禁することにしました さりげなく見守ってやって下さい。
・・・こんな言葉を素直に言える彼女は、きっと素敵な女の子になっていくんだろうな。わたし、言えなかった気がする。
授業中も毎回、積極的に楽しんでくれて。。。こちらからも本当に感謝です。

教えるようになって、はじめて知ること。
教えることって、教わることなんだな~と、常々思います。
普通に自分の歌だけを極めようとするよりも、教えていくことで自分の歌い手としての立ち位置やレベルがより明確になったように思います。
もっと自分らしい歌が歌えるように、これからも日々勉強していこうと思っています