ひそかに贅沢に楽しんでること

今日は、お友達の作家さんが作った曲の、ガイドボーカルのお手伝いをしました。
・・・あまり書く機会がなかったですが、もうずいぶん前からお手伝いしていて。
ガイドボーカル、今回は、アーティストに楽曲をプレゼンするときのための歌、ですね。

彼の作品はけっこう採用になっていて、
「あ、これ、知ってる!そうか、この前歌ったんだっけ」ってこともしばしば。

今日は、ひさびさに、渋いジャズテイストな曲でした。
いつもはロック系が多く。
やはり『プレゼンに通るため』のデモですから、仕上がりのイメージもあるので、そのリクエストに合わせて歌うんですが、がんばったかいあって、その歌だけを聴けば、『もともとそういう歌を歌う人かな』というくらいの仕上がりに。

普段とちがう自分、というのも面白いです。

そう、ガイドボーカルといえば、、、

ちょうど先日、たまたま昔のガイドボーカルのお仕事をしたときの音源をさがさなくてはいけないことがあって。
いっしょうけんめい探したら、出てきました。

なんとDATでした(笑)
みなさん、知ってますか?
ビデオテープに似た大きさのテープを。

Dat_2
そしたら懐かしい音源もあり。
このときのガイドボーカルは、またかなり楽しかったなぁ。
某有名ミュージカルのカラオケ。本番用なので、レコーディングするミュージシャンのために歌うガイドボーカル。
なので、一発同時録音。

・・・まぁ、同時録音といっても、わたしは歌詞やサイズさえ間違えなければ大きな問題はないんですが、ただ、ミュージカルなので、曲のサイズが長い。
譜面も江戸時代の巻物みたいに長い(笑)
クラシック調になったり、急にテンポが速くなってロックになったり、セリフがあったり、またスロウになったり・・・

実際の本番では、出演者20人くらいがかわるがわる歌っていくものなので、
それをもう一人の男性とわたしとで、どんどんどんどん歌っていくんです。

でね、なにがおかしかったかというと、わりと急な話だったので男性シンガーがみつからなくて、ディレクターさんの部下が歌ったんです!

想像してみてください・・・
ちょっとした罰ゲームでした(爆)
間違えないように必死に歌ってらっしゃるんですが、声がひっくりかえったりで、ぱっつんぱっつんなんですよね。
その横で歌うわたし・・・笑いをこらえるのに必死(笑)
ミュージシャンは超大物な方々ばかりでしたが、、それはそれは場がなごみました(笑)

・・・思い返せば、いろんなお仕事があったなぁ。。。

そういえば、海外クラシックのシンガーの飛行機の到着が大幅に遅れるからオケ録りに間に合わないので、と、どういうわけか、わたしがガイドで歌ったことも。
またまたこれがクラシック界では有名な方が指揮をとってらして、、、
そのお方の指揮棒にあわせて歌うという、なかなか貴重な経験も・・・

・・・つくづく、こういう機会があるおかげでいろんな勉強ができ、それがものすごくいまの自分に活かされていると思います。
人生、長く生きれば生きるほど、いろんなことが起き続けますよねぇ・・・
今度はなにが起きるんだろうか・・・
きっとわたしの学びの旅はまだまだ果てしないんだろうな・・・